2009年09月20日

関西のオルゴール博物館

9月も下旬に入り大阪もすっかり朝、晩は寒い位涼しくなりました。
しかし、シルバーウィークというのはいつの間に出来てたんでしょうね。
ゴールデンの秋版だから、シルバーなんでしょうか。そのうちブロンズウィークなんてのも出てくるんでしょうか。

まぁ、そんな事はさておきいつかどこかで紹介しようと思っていたのですが、
関西にあるオルゴール博物館の事を少し、関西以外の博物館も少しづつ取り上げていきたいと思いますが、まずは地元の関西から。

五十音順です。

京都嵐山オルゴール博物館
Arashiyama.png

リュージュオルゴールの創始者一族であるギド・リュージュ氏のコレクションを中心に展示しています。
オルゴールだけで無く、オートマタやオルゴールを内蔵した裁縫箱等様々なジャンルのオルゴールを見る事が出来ます。
特に現代のオートマタ作家フランソワ・ジュノ氏の作品を展示、実演している世界的にも数少ない施設です。現在は15周年の特別企画としてアンティークから現代のピエロエクリバン3体の競演を見る事が出来ます。



財団法人堀江オルゴール博物館
Horie.png

前理事長堀江氏の収集したコレクションを中心に展示されています。
シリンダーオルゴールとディスクオルゴールの数型の施設と比べても圧倒的に多く、コレクターの間でも非常に珍しいとされるオルゴールがたくさんあります。
博物館3Fからの眺めは絶景です。
23日までは特別に常設展示ではない「エオリアン・グランド」を聞く事が出来ます。19日〜23日までの期間限定ですのでお見逃し無く。



ホールオブホールズ六甲
Rokkko.png

1度に収容できる人数は関西最大のオルゴール博物館ではないでしょうか。
大きなホールで様々なオルゴールや自動演奏楽器を楽しむ事が出来ます。
六甲山の山中に位置し、近くには高山植物園やガーデンテラスなどがありますので六甲山での1日を過ごすというのも良いアイデアかも知れません。
現在博物館では神戸市在住の方から寄贈されてた蓄音機の新収蔵品のお披露目をされています。弊社で修復を担当させていただいた蓄音機なので、弊社の仕事を見て頂く良い機会でもあります。

上の博物館名と写真は各オルゴール博物館のホームページへリンクしていますので、
詳細はそちらでご確認下さい。

ぜひこの「シルバーウィーク」(^^;)に訪れてみてください。

【各地のニュースの最新記事】
posted by 榎屋 at 08:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 各地のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月06日

オルゴールの箱自作してみませんか。

といっても、キットを組むだけなのですが、
プリカット済みの板からパーツを抜き出して、
「クサビ」を使って組み込んでゆきます。

kit_wm.jpg


割と簡単に組み上げる事が出来ますので、子供さんでも作ることが出来ます。
キットは無塗装の板なので、簡単に組むだけでも良いのですが、塗装を施して綺麗に仕上げようと思うと、大人でも十分楽しむ事が出来ます。

オルゴールは三協精機の18弁オルゴールの3曲から選んでいただく事もできますし、ボックスキットのみの販売もしています。

ウェブショップの撮影用に無塗装で一度組み上げた後、全部分解してオイルステインで着色して、中塗りを施し、仕上げ塗装を施している途中なのですが、なかなか面白いです。

小物入れもついてますので、夏休みの工作とまでは行かないかもしれませんが、想い出づくりに親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。

ウェブショップからも購入頂けますが、直接ご来店して購入もしていただけます。お近くの方は是非、塗装済みのサンプルも見にいらしてください。

榎屋ウェブショップ


DIYBOX_WM.jpg
posted by 榎屋 at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 工房雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月05日

お盆期間も通常営業しています。

大阪はようやく今週梅雨が明けたところで、ようやく夏本番と言った日差しが続いています。もしかしたら何年か前にあった梅雨明け宣言無し!という事にならないかと少し心配してしまいました。

今年の榎屋はお盆期間も通常通りの営業しています。
15日の土曜日は第3土曜日という事でお休みを頂きますが、10日から14日は通常通りの時間で営業致します。

遠方から関西に来られる方や、普段は週末が休みで見に行けないという方、それからショールームも少し模様替え致しましたので、以前お越しいただいた方も、是非この機会に遊びに来てください。

IMGP4865.jpg
アップライトオルゴールが3台並ぶと壮観ですね。

IMGP4868.jpg
レッチャー社のカッコー時計も展示しています。

通常通り営業と言っておきながら申し訳ないのですが、急用で出払う可能性もありますので、確実に工房とショールームを見学されたい方は、念のためご連絡頂いた方が良いかもしれません。(コレもある意味通常通りなのですが。)

弊社へのアクセス方法はこちらをクリック

株式会社榎屋
TEL 072-727-7791
posted by 榎屋 at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 工房雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月22日

シンギングバードボックス メカニズム

大阪では新型インフルエンザの流行で街中でもマスクをした人が多く見受けられるようになりました。おかげさまで弊社では体調を崩した者はでていませんが、皆様も体調を崩されませぬようお気をつけ下さい。


本日は、あまり見る事の無いシンギングバードボックスの中身の動画を紹介したいと思います。クリスタルモデル以外はリュージュ社のものであっても、弊社で取り扱っているMMM社のものであっても箱の中の動きは見ることができませんので、どういう仕掛けで美しい鳴き声を再現しているのかを、少し垣間見ることができます。



如何でしたでしょうか、水鳥の足のように箱の中ではこんなに一所懸命動いているんです。

鳥の直下に動力であるゼンマイと、鳥の動きと鳴き声を制御するカム類が配置されています。
鳥の下に3本程忙しく動いているリンク部品がありますが、
いちばん上のリンクで向かって左側の黒いフイゴを動かし、鳥の鳴き声を再現する笛に空気を送ります。
真ん中のリンクで音の高低を制御し、最も下のリンク部品で笛のオン/オフを制御しています。
そうなんです。笛は1つしか付いていません。丁度トロンボーンのような感じで筒の内部の容量を変える事で音の高低を表現します。

基本的なシンギングバードの機構は18世紀には完成していましたので、本当に昔の人はよく考えたなぁ、と感心させられてしまいます。

ウェブショップからこの記事をご覧の方は上のタイトルをクリックすると、動画を見る事が出来ます。

posted by 榎屋 at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | オートマタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

このニュースがきっかけでした。

先日、各地のオルゴールに関するニュースもこちらでお届けする予定ですとお伝えしていましたが、このニュースを目にしたときに、一地方のニュースとしてではなく、できるだけ多くの方にお届けしなければと思い、各地のニュースというカテゴリーを作りました。

嫌なニュースが多い昨今ですが、素晴らしい活動をされている方がおられるのだなと敬服した事を覚えています。




盲学校にオルゴール贈り続け半世紀

匿名で電話「卒業生は何人?」

 山梨県立盲学校(甲府市下飯田)に匿名の女性が1964年から贈り続けているオルゴールが今年も届き、内松太一校長が10日の卒業式で、卒業生一人一人に手渡した。

 毎年、卒業式が近づくと「今年の卒業生は何人ですか」と女性の声で学校に電話がある。女性は名乗ることはない。今年は、3月初めに木製オルゴール(縦15センチ、横20センチ、高さ10センチ)が10個届いた。

 ふたを開けると、「カノン」か「星に願いを」のメロディーが流れる。「あなたの上に、神のご加護がありますように」と点字メッセージが入っている。

 幼稚部、高等部など12人の卒業生のうち、これまでにオルゴールをもらっていない10人が受け取った。幼稚部を卒業した宮本龍貴ちゃん(6)は「早く聴きたいな」と笑顔を見せていた。

 赤井美知江教頭は「感謝の気持ちでいっぱいです。贈り主は女性としか分かりませんが、詮索(せんさく)しないようにしています」と話した。

読売新聞 2009年3月11日より。

インターネットのニュースサイトは時間が経つと削除されてしまう事が多く、アーカイブとして保存するという意味も含めて、リンクだけではなく引用という形で紹介させていただきました。

オルゴールを通じて、このように素晴らしい活動をされている事を耳にすると、オルゴールに関わる者としても何か出来ることがあるのではないかという思いを致します。
posted by 榎屋 at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 各地のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月13日

こちらもリニューアル

大阪は、すっかり夏のような日が続いてますが皆様の地域では如何でしょうか。

先日は弊社のウェブショップのリニューアルのお知らせでしたが、今日はこちらのブログページのリニューアルのご案内です。気分一新明るい背景にしてみました。実は背景が暗く読みにくいと御意見頂いていましたので、今度は明るい背景で読みやすくなっていると良いのですが。


それから、もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、右のカテゴリーに各地のニュースと言うカテゴリーが増えています。(ウェブショップから閲覧している方はタイトルをクリックしてこちらのページを表示して下さい。)

このカテゴリーは全国各地のオルゴールや自動演奏楽器に関するニュースをお届けする予定です。以前はMBSI日本支部の会報に各地のメディアで取り上げられたオルゴール関連ニュースのコーナーがあったのですが、最近は無くなってしまったようです。仕事柄、素晴らしい活動をされている方の事を、耳にする事も多く可能な限りこちらで取り上げていこうと思います。

それから、各地のオルゴール博物館や一般の博物館での自動演奏楽器に関する特別展等も掲載していく予定ですので、御担当者の皆様ご一報下さい。

ウェブショップの方は、どんどん取扱商品を追加していますので、是非ご覧下さい。
posted by 榎屋 at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 工房雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月01日

榎屋ウェブショップ リニューアルオープンです。

本日2009年5月1日より榎屋ウェブショップが
リニューアルオープン致します。

今のところ掲載商品は以前とあまり変わりませんが、どんどん新しい商品を加えていきますので、たまにのぞきに来てみてください。

近日中に掲載予定の商品

・アンティークディスク
・真鍮、スチールネジ
・オルゴール内蔵のミュージカルティーポット
・アンティークシリンダーオルゴール用のチターアタッチメント
・アンピコ用のピアノロール

などなど、ちょっと変わったオルゴールショップだと思います。
掲載を待てない方はお電話、メールにてお問い合わせ下さい。


webshop_on.jpg

更に、お得情報です。

5月中にウェブショップにて会員登録を頂いた方は
2009年6月1日までウェブショップ全品2割引にてご購入頂けます。

今後ともリアルショップ共々ウェブショップもよろしくお願い致します。





posted by 榎屋 at 17:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 工房雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月30日

いよいよ明日オープンです。

本日2009年4月30日までディスクオルゴール用のリカットディスクの割引販売をさせて頂いておりましたが、たくさんのご注文ありがとうございました。

いよいよ、明日オンラインショップの方がオープン致します。
榎屋ウェブショップとして準備しております。
明日、こちらのページでも新しいショップのリンクを公開する予定です。

リカットではなく、アンティークのディスクの販売や、国内では入手しにくい、極小の真鍮マイナスビスなど、榎屋らしい商品も販売していく予定です。

なかなかサイトの作り込みが捗らず、スタート当初は商品点数も少ないかと思いますが、クレジットカードによる決済が可能になっていたり、以前のオンラインショップよりも見やすくなっていると思います。

よろしくお願い致します。

posted by 榎屋 at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 工房雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月23日

残り1週間となりました。

御好評頂いております、ディスクオルゴール用のリカットディスクの販売価格値下げキャンペーンですが、残り1週間となりました。

2009年4月30日までの受注分を提示価格の20%オフにてご購入頂けます。

アンティークオルゴールだけで無く、リュージュやポーターのディスクオルゴールの交換用ディスクもございますので、是非この機会をご利用下さい。

recuts.jpg


現在オンラインショップのリンクが改装中となっていますが、
5月1日を目指して鋭意製作中です。


以前のオンラインショップよりも機能、内容ともにパワーアップして
している(ハズです)ので、ご期待下さい。

posted by 榎屋 at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 工房雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月01日

カリオペ社の歴史

 今年は桜の開花が早くなりそうというニュースをいろんなところで聞きましたが、寒い日が続いたせいか、まだ大阪では満開まではもう少しと言った感じです。
 皆様のところではいかがでしょうか。
 今日は久しぶりに自動演奏楽器の百科事典からの抜粋で、ドイツのカリオペ社を紹介します。


 カリオペ・ミュージックワーク社”Kalliope Musikwerke”は、1890年代から1900年代初頭にかけて数多くのディスクミュージックボックスを製造してきた。そのほとんどが"Kalliope"という名前で販売されていたが"Calliope"という綴りでも販売されてきたという。
 カリオペ社のオルゴールは、調性のとれた音で有名な上、小さな型のものでも音の粗さはなくその共鳴の素晴しさは有名である。小さな型のほとんどが中心の軸をゼンマイの巻軸としても使用している。
 ベルは数あるオプションの中でもポピュラーであった、テーブルトップモデルにも装備されていた程である。3タイプのベル(ソーサー・ベル、棒状のベル、チューブタイプの3種)が用意されていたが多くの機種は、ソーサーベルが装備を装備している。
 カリオペ社は、その後さまざまな会社に分割、買収されるが、そのほとんどは、ギャンブル用の機械や、ショーウィンドウ用の展示物を制作する会社であった。カリオペ社の名前で後世に残る商品というのは、数種類の『パノラマ』である。この箱は競争馬のジオラマを表現していた。
 1919年カリオペ社は、ヘンリー・ランフェルダー氏"Henry Lanfelder" 率いるメンツェンハウアー&シュミット社 (ギタロフォンのメーカー)“Menzenhauer & Schmidt”に吸収される。メンツェンハウアー&シュミット社はベルリンに本社を置き、1920年代にカリオペのフォノグラフは、この会社によって販売することになり、その間カリオフォン “Kalliophon”というオルゴールとフォノグラフを掛け合わせたものも生産された。

Encyclopedia of Automatic Musical Instruments P.108


小型でも音量、質ともに安定感のあるカリオペ社ですが、文中の後世に残る作品として認識さているものが『パノラマ』シリーズであるというのは、かなり著者の個人的な嗜好が影響しているのかもしれません。個人的には小型のベル付きも「小粒でピリリ」としていて、すごく良い機械だと思うのですが、皆様はどう思われますか。
posted by 榎屋 at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ディスクオルゴール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする